【DEIBA/個と組織②】Belonging/安心感
あなたの“居場所”はどこにありますか?
──Belongingが生む、挑戦する心
「私は、ここにいてもいいんでしょうか?」
これは、ある新任マネージャーがポツリと漏らした言葉です。
組織の“外”にいるような気がして、自信が持てない。意見も通らない。
そんな気持ちのまま、数ヶ月が過ぎていたそうです。
Belonging──心理的な“所属感”は、ただ“席がある”こととは違います。
それは、「誰かが自分の存在を歓迎してくれている」と感じられること。
「この場に、自分なりの形でいてもいい」と思えること。
その感覚があるとき、人は安心してチャレンジできるようになります。
私は「居場所とは、挑戦の土台」だと考えています。
誰だって、失敗が怖い。でも、「失敗しても、あなたの価値は変わらない」と受けとめてもらえる空気があれば、思い切って一歩を踏み出せます。
このマネージャーも、上司からこう言われた瞬間に、顔つきが変わりました。
「うまくいかなくて当然。最初はみんなそう。でも、あなたのままでここにいてほしい」
その一言が、彼女にとっての“居場所の宣言”だったのです。
あなたのチームには、誰かの「ここにいていい」が、きちんと伝わっているでしょうか?
それは言葉になって、伝えられていますか?
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