人間関係を阻害するもの
アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み・偏見)に気づく
◆ A社: 食品製造業、年商35億円、社員160名、大阪本社、創業70年、二代目社長
<実施前>
既存顧客のルート営業が中心、現状維持でもやってこれた業歴ある企業。しかし、2代目社長は今のままではいずれ頭打ちになってしまうと感じ、新しい製品開発や販路開拓を進めようとしていた。しかし、役員にその危機感が伝わらないのか、営業部門の役員と製造部門の役員はお互いの立場を主張するばかりで、経営会議は膠着状態であった。
<実施後>
コンサルティング期間は6カ月間。個別ヒアリングにより、それぞれの役員たちの思い込みが浮き彫りに。それが部下たちのコミュニケーションにも影響を及ぼしていることが判った。そこで役員含め両部門の社員に「アンコンシャスバイアス研修」を実施、お互いの「普通」に差異があることを理解するに至り、営業部門と製造部門のコミュニケーションのもつれを解決。プロダクトアウト、マーケットイン、それぞれの立場からの新製品開発の議論の場で活発に意見交換ができるようになった。
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