人と組織が、動き出すとき。
人的資本経営って何?
「人的資本経営」という言葉が、ここ数年で急速に広まりました。
人的資本の情報開示、育成投資、エンゲージメント向上、DE&I、リスキリング――
多くの企業がこれらのテーマに真摯に向き合い、制度や仕組みの整備を進めています。
しかし私たちは、現場で次のような声を、繰り返し耳にしてきました。
「制度は整ったが、現場はあまり変わっていない」「管理職の意識や行動が、結局は昔のままだ」「研修は実施したが、日常のマネジメントに落とし込まれていない」
制度や施策は確かに整っている。
けれども、「人と組織が、実際に動いているか」と問われると、
多くの企業がそこに確信を持てずにいる――
それが、私たちが向き合ってきた現実です。
では、「人と組織が動き出す」とは、どのような状態なのでしょうか。
それは、制度が導入された状態でも、研修が実施された状態でもありません。
人が、自らの仕事や役割に意味を見出し、他者との関係性の中で行動を選び直し、日常の一つひとつの場面で“これまでとは違う選択”をし始めたとき、組織は、静かに、しかし確かに動き出します。
つまり、人的資本経営を真に機能させるためには、制度や仕組みの整備にとどまらず、「行動」と「関係性」、そして「文化」にまで踏み込んだ変革のデザインが必要なのです。
私たちは、「良い制度をつくれば組織は変わる」という発想だけでは、もはや組織は動かない時代に入っていると考えています。
今、求められているのは、
人的資本経営“次の一手”としての、行動と文化を育てる変革設計です。
なぜ多くの企業で“変えたつもり”で止まってしまうのか、その構造をひもときながら、制度論を超え、人と組織が本当に動き出すための実践的な設計思想とモデルを提示します。
私たちHR Consciousは、コンサルティング、研修、映像・クリエイティブを統合した支援を通じて、単なる制度導入や施策実行ではなく、“人と組織が変わり続ける状態”そのものを設計することに取り組んできました。
人的資本経営を「掲げるもの」から「動かすもの」へと進化させるための一つの視座となり、人と組織が、静かに、しかし確かに動き出すきっかけとなれば幸いです。
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